OpenSeaの「オファー」って何?
オファーの手順やガス代が知りたい
という疑問にお答えします。
オファーにはETHではなくWETHを使ったり、オファーが不成立でもガス代・手数料がかかったり。
わかりづらくて不安な点を実際のオファー画面でわかりやすく解説します。
まず、NFTの購入には以下が必要です。
- イーサリアム/ETHの入ったウォレット
- OpenSeaのアカウント
まだ準備できてない!という方は「NFTの始め方」を参考に完了してください。
・NFTアートとゲームを楽しむブロガー
・暗号資産歴 3年 / NFT歴 2年
・保有NFT 400点以上(コレクションはこちら )
・実体験をもとに記事を執筆中
OpenSeaでの購入方法3つ
OpenSeaやNFTは英語表記かつ専門用語だらけ。
購入方法もアイテムによって3パターン存在します。
*方法や価格を決めるのは基本的にオーナーです
- Add Cart(固定価格)
表示価格で購入 - Auction(オークション)
基本的には期間内に最高価格を提示した人が購入できる - Offer(オファー)
期間内にきた価格提示からオーナーが売りたい人を選ぶ
今回はオファーの手順とガス代の解説記事です。
OpenSeaの基本的な購入方法は「OpenSeaでNFTを購入する方法とガス代」をご覧ください。
オファーで購入する手順
オファーは購入希望者から現オーナーへ購入したい価格を提示する形式です。
該当するアイテムには「Make Offer」のボタンが表示されます。
オファーの作業は約3分、流れは以下です。
- Itemページでオファーを選択
- UniswapでETHをWETHに交換
- 価格を提示してオファー
- オファーが承認されたら購入完了
*オファーはETHではなくWETHを使用
2022年1月にAirbitsをオファーで購入しました。
今回はこれを例として手順を説明します。
Step1:Itemページでオファーを選択
▼Itemページの「Make Offer」をクリック
▼詳細を確認してチェックを入れる
▼オファーしたいWETHの数量を入力し、チェックを入れて「Convert ETH」をクリック
もともとウォレットにオファー価格分のWETHがあればこの画面で「Make Offes」のボタンが押せて、次の②が省略され③に飛びます。
ウォレットにWETHがない場合はこのまま進みましょう。
Step2:UniswapでETHをWETHに交換
▼Uniswapが起動するので「トークン選択」からETHを選択
▼オファーしたい(WETHに交換したい)ETHの数量を入力し、「ウォレットに接続」をクリック
▼ETHの入っているウォレットを選択(今回はMetaMask)
▼ウォレットのアカウントを選択し「次へ」をクリック
▼「接続」をクリック
▼交換する数量が正しいことを確認して「ラップ」をクリック
▼ガス代を見て「確認」をクリック
▼この画面でETH→WETHへの交換が完了
▼右上の財布ボタンから、交換したWETHの数量が確認できます
Step3:価格を提示してオファー
▼Itemページからオファーしたい価格を入力して「Make Offer」クリック
▼MetaMaskが起動するのでトランザクション手数料をみて「確認」と「署名」をクリック
「初めて使用する通貨に初回のみガス代がかかる」ようです。2回目以降にWETHを使う(オファーを行う)場合はガス代が発生しません。 *参考:OpenSea
最近のガス代は1回に数千円〜1万円弱かかります。時間をおくか、キャンペーンなどをうまく使えば負担を抑えられます。
▼画面下に「Your offer was submitted successfully!」が出たらオファー完了
▼Itemページの「Offers」にあなたのオファーが記載されます
Step4:オファーが承認されたら購入完了
オファーはオーナーが売りたい人を選ぶ(承認する)取引形式なので、確実に購入できるとは限りません。
▼オファーが承認されるとOpenSeaからメールが届く
▼Itemページの「Item Activity」で、オーナーからあなたへSaleされたことを確認
▼Profile→Collectedに購入した作品が表示
これでお気に入りのNFTがあなたのコレクションになりました。
おめでとうございます!
*オファーをキャンセルしたい場合
ETH作品へのオファーをキャンセルするにはガス代がかかります。(Polygon作品のオファーキャンセルはガス代不要)
回避するにはオファー期限まで待つのがいいかと思います。
▼Itemページ > Offersの「Cancel」をクリック
▼ガス代をみて「確認」をクリック
▼処理が終わったらオファーのキャンセル完了
オファーにかかったガス代と手数料
0.08WETH(ETH)のNFTを購入するのにかかった費用をまとめます。
ガス代は時期により変化しますので一例と考えてください。
*ドルはおおよその金額です
Airbits #170 | |
オファー価格 | 0.08WETH / $253 / 約29,000円 |
ガス代 (ETH→WETH) | 0.0085ETH / $26.18 / 約3,000円 |
WETH初使用の トランザクション手数料* | 0.0103ETH / $31.69 / 約3,600円 |
費用の合計 | 0.0988ETH / $310.87 / 約35,600円 |
WETH→ETHへの交換で約3,000円なのでガス代が安い時にまとまった額を交換しておくのも手です。
トランザクション手数料*が約3,600円、これは初めて使用する通貨に対して1回限り発生するようです。
*参考:OpenSea
割高にも感じますが、気にいったNFTを手に入れるための必要経費です。
費用はガス代に左右されるので運次第かもしれません。
損しないイーサリアムの買い方
販売所でイーサリアムを売買すると取引所(板取引)よりも数%割高で、買えるETHの数量が少なくなります。
日本円への換金にも影響するので不利にならないよう見直しましょう。
販売所 | 取引所(板取引) | |
---|---|---|
手数料の名称 | スプレッド | 取引手数料 |
手数料 | 1〜10%程度 | 0〜0.1%程度 |
メリット | すぐに買える/売れる 操作がかんたん | 価格指定できる | 手数料が安い
デメリット | 手数料が高い 価格指定できない 注文のキャンセル不可 | 取引画面が少し複雑 |
販売所より安い手数料の取引所(板取引)が使えるのはビットフライヤーなど。
\ 最短10分・スマホでもかんたん /
「イーサリアム/ETHの購入・送金におすすめの取引所」で取引手数料・送金手数料も比較していますので、参考にしてください。
まとめ
この記事ではOpenSeaでのオファー手順とガス代について解説しました。
- Itemページでオファーを選択
- UniswapでETHをWETHに交換
- 価格を提示してオファー
- オファーが承認されたら購入完了
*オファーはETHではなくWETHを使用
ガス代は時期によって上下しますが、2022年1月10日はオファー価格の+20%くらい(+0.02ETH)でした。
最近のガス代は1回に数千円〜1万円弱かかります。時間をおくか、キャンペーンなどをうまく使えば負担を抑えられます。
今回はクリエイターさんのご好意でオファーが成立、お気に入りのNFTをコレクションできました。
Airbitsは私がはじめて購入したNFTアートで日に日に愛着が増しています!
≫ AirbitsのOpenSeaコレクション
ぜひお気に入りのNFTアートにオファーしてみてください。