Polygon作品にオファーを出したい
手順やガス代はETHと違うの?
という疑問にお答えします。
Polygonアイテムをオファーで購入する手順は以下。
2022年9月からOpenSeaのPolygonアイテムにもガス代が発生するように変更となりました。
よって、Polygonアイテムへのオファーには以下が必要です。
- ETH(ETHをPolygonにブリッジするガス代)
- MATIC(購入時のガス代)
- OpenSeaのアカウント
準備できてない!という方は「NFTの始め方」のStep4までを完了してください。
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・保有NFT 400点以上(コレクションはこちら )
・実体験をもとに記事を執筆中
ETHとPolygonの違い
OpenSeaをみると、アイテムによって黒のアイコンと紫のアイコンに分かれています。
これはアイテムが記録されているブロックチェーンの種類を表しています。
通貨はどちらもETHですがブロックチェーンが違うので呼び方が違います。
ややこしいですが特徴をまとめるとこんな感じ。
ETH | ETH on Polygon | |
ネットワーク | Ethereum | Polygon |
入手方法 | 仮想通貨取引所で購入 | OpenSeaまたは別の場所で ETHから移動(ブリッジ) |
取引量 | 多い | 少ない |
アイテム数 | 多い | 少ない |
価格帯 | 高め | 低め |
出品者の負担 | 出品時のガス代(高め) | 出品時のガス代(低め) |
購入者の負担 | 購入時のガス代 | ブリッジ・購入時のガス代 |
注意事項 | 円への交換OK | 円への交換NG |
記載のとおりPolygonのアイテムを買うには、イーサリアムネットワークからPolygonネットワークへETHを移動(ブリッジ)する必要があります。
OpenSeaではETHアイテムとPolygonアイテムでガス代がかかるタイミングが違います。
詳細は「OpenSeaのガス代とタイミング」をご覧ください。
MATICって何?
Polygonを調べているとMATICという単語がよく出てきます。
MATICは開発当初の呼び方で、2020年以降はPolygonネットワークに名称が変わりました。
ただPolygonが発行する独自トークン(通貨)はMATICのままなので混乱しがち。。。
まとめると
- ネットワーク名はPolygon(旧Matic)
- Polygonが発行する独自トークン名(通貨)はMATIC
です。
OpenSeaでいうPolygonは通貨ではなくネットワークを指します。しかし!Polygonアイテムで使う通貨はMATICではありません。Polygonアイテムを買うにはETHをPolygon(旧Matic)ネットワークに移動したETH on Polygonが必要と覚えましょう。
ここからETHをPolygonネットワークへ移動する方法と・Polygonアイテム購入の手順を説明します。
Polygonアイテムにオファーする手順
Polygonアイテムにオファーする流れはこちら。
2022年9月にオファーで購入したONI GIRLs Generativeを例として説明します。
Step1:MetaMaskにPolygonネットワークを追加
いまMetaMaskに入っているETHはイーサリアムネットワーク上で使える通貨です。
このETHをPolygon(旧Matic)ネットワークで使えるように移動するので、まずはMetaMaskへPolygonネットワークを追加しましょう。
▼メタマスク上部の「ネットワーク名」をタップ
▼「Polygon Mainnet」を選択
▼上部のネットワーク名にPolygonネットワークが追加されていれば完了
Step2:OpenSeaでETHをPolygonに移動
OpenSeaでETHをPolygonネットワークに移動(ブリッジ)して、Polygonアイテムの購入に使えるようにします。
▼MetaMaskのネットワークからEthereumを選択して、ブラウザをタップ
▼OpenSeaにアクセス(URLをコピペしてください)
≫ https://opensea.io/
▼OpenSea右上のメニューから「My Wallet」タップ
▼ETH右の[:]から「Bridge to Polygon」をタップ
▼Polygonに移動したいETHの数量を入力して「Convert tokens」、移動にかかるガス代をみて「確認」
▼「Convert tokens」が表示されたら「View Wallet」をタップ、ウォレットにPolygon on ETHが反映
Step3:Itemページからオファー
▼Itemページで「Make offer」をタップ
▼詳細を確認してチェックを入れる
▼オファーしたい(購入したい)価格、オファーの期間を入力して「Make offer」をタップ
▼EthereumネットワークからPolygonネットワークへ「切り替え」
▼ガス代を見てWETH=Polygonへのアクセスを「承認」、内容を確認して「署名」
2022年9月からPolygonアイテムの購入にガス代のMATICが必要になりました。
準備できていない方は「MATICの買い方」を参考にしてください。
▼オファー完了、Itemページの「Item Activity」であなたのオファー履歴を確認
Step4:オファーが承認されたら購入完了
オファーはオーナーが売りたい人を選ぶ(承認する)取引形式なので、確実に購入できるとは限りません。
▼オファーが承認されるとOpenSeaからメールが届く
▼Itemページの「Owner」や「Item Activity」で、あなたへSaleされたことを確認
▼右上のメニュー→Account→Profile→Collectedに購入したアイテムが表示
▼購入完了時点でWalletからETH on Polygonが引かれる
これでPolygonアイテムがあなたのコレクションに加わりました。
まとめ
この記事ではPolygonアイテムへのオファー手順とガス代について解説しました。
Polygonアイテムのオファーにかかったガス代は
- ETHの移動:0.0004ETH / $0.5570
- オファー:0.0014MATIC / $0.0010
と少額です(変動します)。
NFTを購入したことがない方は「NFTの始め方」に沿ってぜひお気に入りを見つけてみてください。