OpenSeaの「オファー」って何?
オファーの手順やガス代が知りたい
という疑問にお答えします。
オファーにはETHではなくWETHを使ったり、オファーが不成立でもガス代・手数料がかかったり。
わかりづらくて不安な点を実際のオファー画面でわかりやすく解説します。
まず、NFTの購入には以下が必要です。
- イーサリアム/ETHの入ったウォレット
- OpenSeaのアカウント
「まだ準備できてない!」という方はこちらのStep1〜6を完了してください。半日で終わります。
OpenSeaでの購入方法3つ

OpenSeaやNFTは英語表記かつ専門用語だらけ。
購入方法もアイテムによって3パターン存在します。
*方法や価格を決めるのは基本的にオーナーです
- Buy Now(固定価格)
→表示価格で購入 - Auction(オークション)
→基本的には期間内に最高価格を提示した人が購入できる - Offer(オファー)
→期間内にきた価格提示からオーナーが売りたい人を選ぶ
今回はオファーの手順とガス代の解説記事です。
NFT用語・3つの購入方法などの基本情報は、こちらの記事をご覧ください。

オファーで購入する手順

オファーは購入希望者から現オーナーへ購入したい価格を提示する形式です。
該当するアイテムには「Make Offer」のボタンが表示されます。
オファーの作業は約3分、流れは以下です。
OpenSeaでオファーする手順
①Itemページでオファーを選択
②UniswapでETHをWETHに交換
③正式にオファー
④オファーの承認を待つ
*オファーはETHではなくWETHを使用
2022年1月にAirbitsをオファーで購入しました。
今回はこれを例として手順を説明します。
①Itemページでオファーを選択
▼Itemページの「Make Offer」をクリック

▼詳細を確認してチェックを入れる

▼オファーしたいWETHの数量を入力し、チェックを入れて「Convert ETH」をクリック

もともとウォレットにオファー価格分のWETHがあればこの画面で「Make Offes」のボタンが押せて、次の②が省略され③に飛びます。
ウォレットにWETHがない場合は次の②に進みましょう。
②UniswapでETHをWETHに交換
▼Uniswapが起動するので「トークン選択」からETHを選択

▼オファーしたい(WETHに交換したい)ETHの数量を入力し、「ウォレットに接続」をクリック

▼ETHの入っているウォレットを選択(今回はMetaMask)

▼ウォレットのアカウントを選択し「次へ」をクリック

▼「接続」をクリック

▼交換する数量が正しいことを確認して「ラップ」をクリック

▼ガス代を見て「確認」をクリック

▼この画面でETH→WETHへの交換が完了

▼右上の財布ボタンから、交換したWETHの数量が確認できます

③正式にオファー
▼Itemページからオファーしたい価格を入力して「Make Offer」クリック

▼MetaMaskが起動するのでトランザクション手数料をみて「確認」と「署名」をクリック


「初めて使用する通貨に初回のみガス代がかかる」ようです。2回目以降にWETHを使う(オファーを行う)場合はガス代が発生しません。 *参考:OpenSea
▼画面下に「Your offer was submitted successfully!」が出たらオファー完了

▼Itemページの「Offers」にあなたのオファーが記載されます

④オファーの承認を待つ
オファーはオーナーが売りたい人を選ぶ(承認する)取引形式なので、確実に購入できるとは限りません。
▼オファーが承認されるとOpenSeaからメールが届きます

▼Itemページの「Item Activity」で、オーナーからあなたへSaleされたことを確認

▼Profile→Collectedに購入した作品が表示

これでお気に入りのNFTがあなたのコレクションになりました。
おめでとうございます!
*オファーをキャンセルしたい場合
ETH作品へのオファーをキャンセルするにはガス代がかかります。(Polygon作品のオファーキャンセルはガス代不要)
回避するにはオファー期限まで待つのがいいかと思います。
▼Itemページ > Offersの「Cancel」をクリック

▼ガス代をみて「確認」をクリック

▼処理が終わったらオファーのキャンセル完了
オファーにかかったガス代と手数料

0.08WETH(ETH)のNFTを購入するのにかかった費用をまとめます。
ガス代は時期により変化しますので一例と考えてください。
*ドルはおおよその金額です
Airbits #170 | |
オファー価格 | 0.08WETH / $253 / 約29,000円 |
ガス代 (ETH→WETH) | 0.0085ETH / $26.18 / 約3,000円 |
WETH初使用の トランザクション手数料* | 0.0103ETH / $31.69 / 約3,600円 |
費用の合計 | 0.0988ETH / $310.87 / 約35,600円 |
WETH→ETHへの交換で約3,000円なのでガス代が安い時にまとまった額を交換しておくのも手です。
トランザクション手数料*が約3,600円、これは初めて使用する通貨に対して1回限り発生するようです。
*参考:OpenSea
割高にも感じますが、気にいったNFTを手に入れるための必要経費です。
費用はガス代に左右されるので運次第かもしれません。
「仮想通貨の取引手数料」はこちらを参考に節約しましょう。

まとめ

この記事ではOpenSeaでのオファー手順とガス代について解説しました。
OpenSeaでオファーする手順
①Itemページでオファーを選択
②UniswapでETHをWETHに交換
③正式にオファー
④オファーの承認を待つ
*オファーはETHではなくWETHを使用
ガス代は時期によって上下しますが、2022年1月10日はオファー価格の+20%くらい(+0.02ETH)でした。
今回はクリエイターさんのご好意でオファーが成立、お気に入りのNFTをコレクションできました。
Airbitsは私がはじめて購入したNFTアートで日に日に愛着が増しています!
>> AirbitsのOpenSeaコレクション
ぜひお気に入りのNFTアートにオファーしてみてください。